螺旋式ピコ水力発電装置「ピコピカ」とは
螺旋式ピコ水力発電装置「ピコピカ」はシリーズ商品として販売されており、「ピコピカ10」「ピコピカ100」「ピコピカ500」の3種類を販売しております。「ピコピカ」は有限会社角野製作所と特定非営利活動法人地域再生機構が『中山間地域のエネルギー自立を目指すJST-RISTEX「地域に根差した温暖化・環境共生社会」研究開発領域』および、『平成21年度ものづくり中小企業製品開発支援補助金(試作開発等支援事業)』のプロジェクトとして研究開発が始まりました。
日本には使われていない水力エネルギーが多く眠っています。螺旋式ピコ水力発電装置「ピコピカ」シリーズは今はまだ地域に眠っている水力エネルギーを発見し、エネルギーの地産地消を推奨する商品です。「ピコピカ」導入をきっかけに、地域に眠る水力発電スポットを発見し、少しでも皆様の生活が豊かになる事を目指しています。
螺旋式ピコ水力発電装置「ピコピカ」シリーズのコンセプト
「ピコピカ10」:実用的な防犯灯として利用いただける環境教育教材
弊社商品のピコピカ10は環境教育教材の組立てキットとして販売しております。小学5.6年生の子ども達が1~2時間ほどで組み立てられるように設計しております。環境教育として学習していただいた後に、実際に常設して実用的な防犯灯の電源としてご使用いただけます。設置に必要な流量が10リットル/秒、 30㎝幅のU字溝の様な小さな水路で発電が可能です。設置工事につきましてはアンカー工事等が必要ない製品となります。組立て後は製品上流部分に流れ防止用のアイボルトが付きますので、ロープ等で杭に固定いただければと存じます。
発電された電気のアウトプットとして専用のLED防犯灯がございます。出力が約10Wと小さなエネルギーですが、照明としてご利用いただいている製品です。木の杭や壁等に釘などでビス止めにて設置していただく商品です。
「ピコピカ100」:使用用途が広くちょうど良い水力発電装置
「ピコピカ100」は100W級の水力発電装置です。本製品は国内外のお客様からいただいた声を基に設計開発された水力発電装置です。始まりはミャンマーの無電化地域の調査から始まりました。
その村では毒ヘビによる被害で多くの人々が苦しめられており、突然の被害で人口も増えず困っていました。病院で血清を処方すれば助かる命も都市部から離れた無電化地域では簡単ではありません。そこで24時間安定的に冷蔵庫の電源として活用できる水力発電が欲しいとの需要から商品化が始まりました。
100W級の水力発電装置は海外だけでなく、国内でも多く方々に期待されております。特に工業廃水を活用して休憩室の電源や駐車場等の照明に使用したいとの声が多く寄せられております。
「ピコピカ500」:一般的な一世帯当たりの電力を確保
「ピコピカ500」は500W級の水力発電装置です。本製品は日本の一般的な一世帯当たりに必要な電力を確保可能な水力発電装置です。設置に必要な流量は100リットル/秒、有効落差が0.7m必要となります。設置には土木工事が必要となり、蓄電用のコントローラー及びバッテリーが必要となります。
発電した電力をバッテリーに蓄電する事でエアコンや家電の利用、車等のバッテリーステーション等、様々な用途に利用いただけます。